パピヨンのメジャーな色の種類
パピヨンは蝶が羽ばたいているような愛くるしい耳の形が特徴的な犬種です。
原種はスペインにあり、15世紀以前から存在しておりました。
ポンパドゥール夫人やマリー・アントワネットに愛されたことでも有名で、
貴族に寵愛されてきた愛玩犬になります。貴族の間で飼育が流行ったことにより、
絵画作品などでは肖像画の中に当時の愛犬たちが登場することも少なくありません。
当時最も隆盛を極めていたフランスが原産地だと伝えられております。
雄の体重は3キロ程度から5キロ程度であり、雌は3キロから4キロ程度と小型犬の部類です。
毛の長さはストレートからロングやファインやシングルレイヤーまであります。
トライカラーはもっとも有名なのがクラシックトライであり、続いてハウンドトライやパーティートライが有名です。
変わり種としてはボーダーコリーのような配色のホワイトとブラックのツートン、ブラウンの毛並みのパピヨンもおります。
パピヨンは明るくて活発で遊びが好きな外交的な犬種であり、人に良く懐き穏やかなために
室内でも飼育しやすいことが特徴です。家族の中で自分の立ち位置を把握して、
時には甘えたり遊んだりするムードメーカー的な性格をしております。
パピヨンの代表的なカラーと成長
パピヨンはカットして毛並みを整えることも出来ますが、そのままでも十分に美しい毛並みをしております。
その上抜け毛も少ないシングルレイヤーなので、頻繁にカットする必要はありません。
カットする場合には特徴的な蝶の形のフェイスラインを整えながら、ボディ部分を短めで揃えるなどのアレンジが定番になります。
白い毛がベースの場合には汚れやすいのでシャンプーを頻繁に行い、ブラッシングすれば見た目も切れに整いますし、
皮膚病などを防ぐ効果もあるのです。
パピヨンは左右対称な毛並みもいいですが、非対称な場合でも愛くるしさが増します。
トライカラーなどは毛の色が混ざり合うので、陰影のような美しい見た目になるのです。
ホワイトとブラックの組み合わせや、ホワイトとブラウンの組み合わせは海外で人気になります。
コリー犬のような見た目であり、溌溂とした印象です。
セーブルはブラウンがメインであり落ち着いたイメージですし、組み合わせのカラーによって
大きく印象が変わるのがパピヨンになります。成長の過程で変化してゆく場合もありますし、
子犬の時のまま色の変化が少ない場合も少なくありません。
小型の室内犬で穏やかな性格が多いですが、運動能力は高いので
ゲージをジャンプして飛び越えるなど活発な面も見られます。