どのような状態に気をつけるべきか?
可愛いと思って子犬を飼い始めても、その幸せな気持ちがずっと続くとは限りません。
飼育ノイローゼになって困ってしまうケースがよく見受けられます。
特に多いのは初めて飼うケースですが、2匹目や3匹目でそうなることも多いです。
つまり犬の個体に大きく依存するため、誰も油断をしてはいけないということです。
たいていの場合は躾がうまくできずに、そういった状況に陥ってしまいます。
手間がかかるほど、そのリスクが大きくなっていくと理解しておきましょう。
具体的な症状として苛立ちが募ることが挙げられます。
子犬が自分の言うことを聞いてくれず、それに腹を立てることが増えた場合にそうなりやすいです。
どうせ躾をしても無駄という、ネガティブな思考に陥ることもよくあります。
子犬が頻繁に鳴くので眠れず、不眠症になるケースも珍しくありません。
家に帰っても安心できないので、帰宅したくないという心理になる人もいるでしょう。
在宅中もすべてを放り出して逃げ出したいと考える人もいます。
他人に譲りたくなっても、飼い主としての責任に苛まれ、どうすべきか決断できないケースもあるのです。
この他にもさまざまなパターンがあり、たいていの場合は複合的に発症しています。
早めの対応で改善を目指そう!
子犬による飼育ストレスに悩まされている飼い主は、早急に対策をすることが望ましいです。
放置していると症状は深刻化していき、生活や仕事に支障が出てしまうからです。
基本的には安易に飼わないことが大切ですが、もう手放せないという状況であることも多いでしょう。
これから迎えるつもりなら、犬種ごとの特性などを事前に学んでおくことが大事です。
すでに飼い始めているなら、設定するハードルを下げることも効果を期待できます。
こちらの要求を子犬が満たすのは簡単ではありません。
子どもの躾でも完璧に行うことは難しいのに、ペットでそれを達成するのは基本的に不可能です。
よって、満足できるラインを低めに設けることで、飼い主としてのプレッシャーを抱えないように工夫します。
ある程度は妥協することも視野に入れ、過剰な責任感を持たないようにしてください。
そうすることで心に余裕が生まれ、一緒に生活を楽しむだけの余裕も生まれやすくなります。
悩んでいる場合は一人で抱え込まず、かかりつけの動物病院などに相談することもが重要です。
子犬の飼い方について、効果的なアドバイスを受けられるでしょう。
自分で思いつかないようなテクニックを教えてもらえるケースもあります。